この記事のポイント

・3年以内のモデルは定価の30~50%程度、5年以内は10~30%程度が相場
・フィルター&フィンの埃除去、専用クリーナーでの洗浄で清潔感を演出し、査定額アップを狙う
・送料・手数料・キャンセル料が無料、かつ複数の買取方法を用意する業者を相見積もりで比較検討する

相場の傾向と価格帯

エアコンの買取価格は、製造年・メーカー・冷房能力(畳数目安)によって大きく左右されます。一般的に5年以内のモデルであれば、状態次第で本体価格の10~30%程度が相場です。
国内大手メーカー(ダイキン、パナソニック、三菱電機など)は中古需要が根強く、同条件の他社製品と比べてやや高めに査定される傾向にあります。また、6畳用・8畳用といった小~中規模向けのモデルは需要が安定しており、10年以上前の機種でも比較的高値が維持されやすいです。
一方、10年以上前の大型機種や海外ブランドは買取対象外になるケースもあるため、売却前に複数業者で簡易査定を受け、市場のニーズを把握すると安心です。

高額査定につながるクリーニングとメンテナンス

査定時には本体の清潔感が重視されます。まずはフィルターやフィンに付着したホコリをしっかり取り除き、エアコン専用クリーナーで吹き付け洗浄を行いましょう。
室内機の外装は、薄めた中性洗剤を含ませた柔らかい布で優しく拭き、キズや黄ばみを除去します。室外機も同様に高圧洗浄機を使って汚れを落とすと、稼働音や熱交換性能の改善にもつながり、査定評価がアップしやすくなります。
また、異音や異臭がないか動作確認を行い、リモコンや取扱説明書、専用ホース・据付金具などの付属品をそろえて提出すると、プラス査定のポイントとなります。

買取業者選びと交渉のポイント

買取業者を選ぶ際は、「家電リサイクル法」に対応しているかを確認することが大前提です。法令順守の業者は、後処理が適切で安心感があり、高額買取につながるケースが多いです。
また、宅配買取・出張買取のどちらが有利かを比較しましょう。宅配の場合は送料負担の有無、出張の場合は搬出作業や手数料の扱いを事前に確認し、合計金額を比較検討してください。
交渉の際は、他社の見積もり額を伝えて相見積もりを取ることで、査定額の上乗せを引き出しやすくなります。さらに、まとめ売りによる割増やポイント還元など、独自のキャンペーンを利用するのも賢い方法です。