この記事のポイント

・1~3年は定価の30~50%、3~5年は20~40%程度が相場
・庫内・外装を徹底的に清掃し、消臭処理を行うことで査定額アップを狙う
・送料・手数料・キャンセル料が無料のサービスを提供する業者を相見積もりし、費用負担の少ない最適な業者を選ぶ

相場の傾向と価格帯

冷蔵庫の買取価格は、購入からの経過年数と容量に大きく左右されます。特に購入後1~3年以内のモデルは定価の30~50%程度、3~5年以内であれば20~40%程度が相場の目安です
容量が300~400L前後の標準的なサイズは最も需要が高く、同条件なら安定した高額査定を期待できます。一方で500L以上の大型機種や自動製氷・IoT機能付きなどのハイエンドモデルは、市場ニーズが限られるぶん、状態が良好であっても相場帯がやや下がるケースがあります
メーカー別では東芝・パナソニック・日立など国内大手ブランドの人気が根強く、同じ年式・容量でも輸入ブランドと比べて買取額が高めに設定されやすい傾向です。まずはオンラインのリユースサイトや複数の買取業者で簡易査定を依頼し、自らの所有モデルの相場感を掴みましょう

清掃と消臭でプラス査定を狙う

査定官が最も重視するのは清潔感です。まずは庫内の野菜室や製氷トレイ、棚板を取り外し、中性洗剤を薄めた水で丁寧に拭き掃除します
ドアパッキンの隙間や角に付着した汚れは、歯ブラシを使って細部までこすり落とし、重曹ペーストや専用消臭スプレーでニオイを徹底除去しましょう。消臭後はしっかり換気し、アルコールスプレーで仕上げると衛生感が一段と高まります
外装は柔らかい布に中性洗剤を含ませて優しく拭き、ステンレス面には専用クリーナーでツヤを出すと見栄えが向上します。付属品(電源コード・取扱説明書・製氷皿など)は欠品なくまとめ、写真で状態を記録しておくと交渉時に説得力が増します

業者選びと交渉のポイント

買取業者は家電リサイクル法対応で、送料・手数料・キャンセル料が無料のサービスを提供しているかを確認しましょう
宅配買取と出張買取の両方で見積もりを取り、総額負担が少ない業者をリストアップします。相見積もりを行い、他社価格を交渉材料にすることで査定額の上乗せを狙いやすくなります
さらに、まとめ売りや季節キャンペーンを活用し、需要が高まる春先や秋口に売りに出すことで、通常よりも高額査定を獲得できる可能性が高まります。時間をかけて業者比較と交渉を徹底し、最適な取引を実現しましょう